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刄工法

刄工法(じばんのやいば)とは?

らせん状の翼部鋼板を取り付けた先端鋼管(先端ピースと略す)の上部に接合した鋼管を、回転貫入装置を備えた杭打機によって回転させて地盤中に貫入し、これを地盤補強材として利用する工法です。
本工法の最大の特長は、大きな地盤反力を受ける補強材先端部をピース化していることです。
先端鋼管より細径の本体軸鋼管を状況に応じて選択することができます。
これにより、地盤特性や状況、設計荷重に応じて本体軸鋼管径を選択することが可能となります。

柱状改良に対抗できるまったく新しい鋼管杭

柱状改良に対抗できるまったく新しい鋼管杭
「低コストな鋼管杭工法はないか?」
そんなお客様の声に応えて誕生したのが、刄工法です。
新生重機建設は刄工法の指定施工会社として品質の高い施工を行っています。

先端ピースと本体鋼管を変更することで、先端ピースの軸径に対して本体鋼管径を細くでき、かつ十分な強度が出せる構造になっています。
地盤改良は決して妥協が許されないものです。
これからはコストを理由に鋼管杭をあきらめる必要はありません。

2020年6月30日刄改定!「YAIBA 改」

「できない」を「できる」に変える、それが刄!
今まで適用外だった「重量建築物」も刄工法で施工できるようになったほか、S造やRC造の設計が可能になりました。「アパート・集合住宅」(※)なども設計可能です。
※地上3階以下・高さ13m以下の建築物に限る
驚異の支持力 α値:160
強さと性能の秘密は計算されつくした先端ピース形状にあります。
※台形分布荷重に置き換えた場合:α値320
刄工法1本当り支持力表

特長

1.最小限の重機で施工

最小限の重機で施工
コンクリートプラント車が必要な柱状改良と比べて、刄工法は鋼管杭を地盤に回転貫入するため、建柱車だけで施工が可能です。
必要な重機が少なく、コストダウンを図れるほか、省スペースで施工できるので狭小地の地盤改良に適しています。

2.コスト減

コスト減
全国的にも需要が高まる鋼管杭工法。
その採用を阻む要因は、高いコストでした。
刄工法なら、先端ピースに対して最適径の本体鋼管を選択でき、余分な原材料費をカットすることができます。
軽量化により、運搬・施工費などの全体コストも大幅に削減できます。

3.撤去費用も抑制

撤去費用も抑制
将来、建物を取り壊し土地を売却する際には、地盤に埋め込んだ杭を撤去しますが、セメントを使用する柱状改良の場合、地盤が乱れ、撤去費用も高額になります。
鋼管杭を使用する刄工法なら、比較的簡単に引き抜くことができ、撤去費用を抑えることができます。

4.エコで環境にやさしい

残土が出ない
柱状改良の場合、残土処理が問題になりがちです。また、産業廃棄物としての処理にも費用がかかります。
鉄を使用することによって、土壌汚染の可能性もなく、環境負荷の心配がありません。

5.現場がクリーン

現場がクリーン
柱状改良はセメントミルクを使用するため現場が汚れてしまいますが、刄工法は鋼管杭を地盤に打ち込むため、現場が汚れにくく施工現場の環境をクリーンに保つことができます。
残土も発生せず、周辺地域の美観を損ないません。

6.低騒音・低振動

低騒音・低振動
刄工法ではコンパクトな重機・設備で施工できるため、地盤を改良する際の騒音や振動を最低限に抑えられます。
工期も短く近隣の生活環境への影響を最小限にとどめ、スムーズに施工を行えます。
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